Brexitしたくないの?
本当の気持ちは?
イギリスの国民投票が行われてから、一週間たちました。
投票の一ヶ月以上前は、残留するであろうという見方でしたが、直前になって離脱派が優勢になってきました。
それでも、残留するであろうという大方の見方であり、私もそのように思っていました。
それで油断したのか、まさかの離脱という結果となりマーケットも大荒れになり、とても混乱しました。しかし、離脱派の方々に笑顔はありませんでした、予想外だったのでしょう。
もし残留していたら、笑顔で「我々は、ここまで追い詰めた!」と意気揚々とアピールしていたのでしょう。
Regret(後悔)とExit(離脱)を掛け合わせた、Regrexitという造語が出来ているようです。離脱派の方々は、ようやく事の重大さに気付いたようです。
いつか来た道
2009年、第45回衆議院議員総選挙において民主党が圧勝し、民主党政権が発足した時と少し似てるような気がします。
選挙前から民主党は耳障りの良い言葉ばかり発し、それに乗せられてしまいました。
結果、失われた3年となり与党は自民党に変わりました。
離脱派も耳障りのよい言葉ばかり耳にし、乗せられてしまった面もあるのでしょう。
離脱派からの離脱
離脱派の先頭に立っていた、ジョンソン前ロンドン市長が保守党党首選への不出馬を表明しました。
今まで彼を信じてついて来た人たちの気持ちはどうなるのでしょう?こんなことなら離脱に投票しなかったという人も多くいることでしょう。
彼自身、このような結果になると思わず困惑したのでしょう、所詮その程度の器の人間なんです。
誰が喜ぶ?
EUが弱体化・混乱することによって、ロシアが喜んでいるといわれております。混乱に付け込んで、色々ちょっかいをかけてくるのでしょうか。
中国はどうなのでしょう?近年、英中関係は蜜月状態となっています。
時期首相候補と目されていたオズボーン財務相がとても親中派でしたので、中国にとっては痛手でしょう。仮に残留していても、彼が首相になって中国との関係が強化され、中国の属国になってしまい、英国らしさがなくなっていたのではないでしょうか。
日本の企業も投票前から残留に向けて働きかけていたので、これから頭を悩ます日々が続くことでしょう。
今後は
粛々と・・・離脱に向けた協議を進めて行くしかないですね。
どの地域でもそうですが、隣国との関係は難しい問題です。
日本が島国で良かったと思いました。